2008年04月15日

自分を出せない理由とは?

【ごあいさつ】 交通費の方が高い
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二日連続のセミナーが終了しました。
先月は広島から来られた方がいましたが、
今回は岡山から飛行機で来られた方がいらっしゃいました。

とっても向上心が高い方たちとお会いするのは楽しいものです。
そういえば、ほぼ毎月、関西や中部地方の方が参加されています。
セミナー代より交通費が高いのにありがとうございます。
今度は、東北、北海道の方もお待ちしています(笑)

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【メインコンテンツ】  自分を出せない理由
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私のカウンセリングで最も多いのが、
「しゃべるのが苦手」という相談です。
よくあるやりとりをご紹介します。

「みんなの前でしゃべるのが苦手なんです。」
「誰にでもそうなんですか?例えば家族とかでも?」

「いいえ、そんなことないです。家族とか友人は大丈夫です。」
「『みんなの前で』というと、どんな人が相手ですか?」
「会社の同僚とか、商談先とかですね〜」

「家族には大丈夫なんですね。いつからですか?」
「学生の時には大丈夫でしたが、就職してからですかね・・・。」
「苦手っていうと、具体的にはどういうことでしょうか?」
「気の利いたことが言えないんで、何を話したらいいか・・・」


ここまでは、多くの方が同じようなパターンになります。
多くの悩みは、メタモデルでいう一般化や歪曲だらけなので、
まずはそれを気づいてもらうように質問を重ねていきます。

今回は、そういったスキルは横に置いておいて(笑)、
ともかく同じ悩みで悩んでいる方が多いようです。

家族や友人となら話せる。気の利いたことが言えない。
間がもたないので、何を話したらいいかわからない。

理由としては、いくつか考えられます。
1.自分を出すことにブレーキをかけている。
2.他の人と比べて自分はダメだという思い込みがある。
3.過去の自分の失敗をゆるしていない。
etc

今回は1.の自分へのブレーキについて話します。
電車の中などで子供がグズグズ言い出したとき、
どんな叱られ方を見かけますか?

欧米だと子ども相手とはいえ、理詰めで怒るそうです。
なぜ悪いことなのか、理屈を教えるそうです。

でも日本だと、「ほら、あのオジサンに怒られるよ」
私のこと?失礼な・・・(笑)

または、
「みんなに迷惑かかるでしょ!みんな見てるでしょ!」
周囲の視線を子供に意識させるパターンが多いようです。

そうした教育が周囲の視線を気にし、
周囲に合わせるという意識を強化させていきます。

人からどう見られるか、人からどう思われるか、
を常に気にかけて生きるように、しつけられていきます。

この世の中をスムーズに生きていくには、
「周りからどう思われても関係ないさ」
と開き直ることはなかなか難しいですね。

こういった教育環境の中で育って行く過程で、
周りの人に合わせようとエネルギーを使っているうちに、
自分を出さないで長い間過ごしていると、
自分が何をしたいのか、何を感じているのかがわからなくなっていきます。

特に男性は、感情を出すことを抑えるように教育されていきますから、
何をしたいのか、何を感じているのか見失いがちです。
すると、周りの反応が基準になっていきます。

そして、
拒絶されることが怖い、
孤立するのが不安、

こういった気持ちが強くなり、
「突っ張るよりも他者や周囲の人間に迎合した方がマシ」
と無意識に判断し、自分を失っていきます。

自分を出せないのは、コミュニケーションスキルが足りないだけでなく、
そんな怖れや不安が原因かもしれないと気づくと、
大きな進歩につながります。

現在やっている基礎セミナーでは、
NLPスキルをできるだけお伝えしようということでやっていますので、
応用編ではこのあたりのメンタル的な部分に踏み込んでやっています。

「自分は拒絶されることが怖いんだ、孤立するのが不安だったんだ」、
そんな自分を認めるのは最初は嫌なものです。

セミナーの世界では「直面する」といいますが、
そういったマイナスに見える感情を認めるのはきついです。
「自分はそんな不安はないし、人の評価や人の目は気にしないんだ。
ただ、もっとうまく話したいんだ!」
自分をこう思いたいものですが、自分の弱さも含めて、
内面を見つめることが最初のステップになります。

怖れや不安を持っている自分の一部を認めることから、
すべてが始まるかもしれません。
続きは次回。

参考:「トランスパーソナル心理学入門」諸富祥彦著

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【セミナーのお知らせ】コミュニケーションNLP 基礎編を横浜で開催!
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「コミュニケーションNLP心理学基礎編 IN 横浜」
神奈川県にお住まいの方はチャンスです!

日時:4月26日(土) 10:00〜17:00
場所:横浜市開港記念会館
住所:横浜市中区本町1-6
交通:JR京浜東北線・根岸線 関内駅 徒歩10分(約700m)
   みなとみらい線 日本大通り駅  徒歩1分(約50m)
定員:14名

NLPのコミュニケーションに使えるスキルを一日に凝縮。
コミュニケーションってこういうことだったんだ!と、
目からうろこがボロボロ落ちること間違い無し!

(以前参加された方は、再参加は4000円です。
 初めての方相手にワークをすると、自分の成長ぶりが感じられますよ)

5月度の東京開催もアップしました。
詳しくはこちらへ。
→ http://www.nlp-oneness.com/article/13160786.html
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【編集後記】 懇親会
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最近はセミナー終了後に、参加者と懇親会に行くことが多くなりました。
そこでは、ざっくばらんな話をしながら、自然に悩み相談になります。

後日お礼のメールをいただくのですが、
「セミナーもよかったんですが、懇親会の方がすごくよかったです。」

個人の悩みを解決する個人カウンセリングは、
通常1時間という時間ですが、
6時間のセミナーの代金よりもいただいています。
悩みを解決するにはもっとも確実で、てっとり早いのですけどね。

セミナーだと、理解や気づきは個人差があり感じ方もそれぞれですが、
一対一だと、解決に至るまで話ができますし。

でも「懇親会の方が」というお礼メールをいただくとうれしい反面、
心境はちょっと微妙・・・(笑)

いずれにしてもお礼メールはありがたいものです。
励みになりますし、いろいろ気づきがあった二日間でした。
みなさんの成果が私のやりがいですから、
成果報告をお待ちしています。

それとは別に、無料メール相談もお受けしていますので、
メルマガをお読みに方は遠慮なくメールをください。
匿名でも結構です。お待ちしています。

rich23 at 07:25コメント(0)トラックバック(0)心理学 | 自己啓発 

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